商品情報にスキップ
閉じる
Double Horse Leather Riders = london style =
210,000 yen
210,000 yen
Description
衣料近代史においてはサブカルチャーの権化、走りのひとつと言っても過言ではない「 ダブル・ライダース 」-。近年では元来のモーターサイクル jacket としての枠組みを越えて、" ストリート・トラッド "とも謳われるようになった物のひとつではないだろうか。古くは第一次世界大戦、アメリカ軍などが着用していた フライトジャケット にまで遡る -。時を経て1930年~第二次世界大戦後、帰国の途についた軍人や労働者の人々が戦時中に着用していた オフィサー・コート など、ダブル仕立てのレザーコートを単車の街乗り用として転用するようになる。よりバイクに乗りやすい様にと徐々に着丈が短くなり今日のダブル・ライダースが誕生したと言われております。その後、1950~60年代より米国カリフォルニアを中心に バイカーズ の文化が流行り出し、その刺激を受ける形で英国、ロンドンの若者を中心とした ロッカーズ = カフェレーサー なる文化が一世を風靡するようになる。世に広まったきっかけとなった1953年公開のアメリカ映画「 The Wild One 」、70年代に入ると ニューヨークパンク・ロック の文化が全盛期を迎え、米国の ラーモンズ などの影響を受け英国方面でも セックス・ピストルズ などの ロンドン・パンクロック が流行るようになり文字通り サブカルチャー、カウンターカルチャー 界隈の " 象徴 " としてダブル・ライダースは不動の地位を得る。時を経て近年になると見方、価値というものが少々変容し、 " ストリート・トラッド " と称して元来の実用品としての モーターサイクル・ジャケット または サブカルチャー の枠組みから越えて、" アーバンライク " な装いのひとつとして上手く洗練され、今日主流文化の「ドレスダウン」的なスパイス、アイコンとして今も尚、歴史が紡がれつづけております。
「 アメジャン(USA)」と「 ロンジャン(UK)」の 違い とは -。
ダブル・ライダースは広義に " アメリカン・スタイル " と " ロンドン・スタイル " に大きく二分されております。その定義は前述の 米国バイカーズ or 英国ロンドン・ロッカーズ が起源とされております。特徴としては「アメジャン(USA)= アメリカ・ジャンパー」はチョッパーハンドルが主流であったアメリカン・モーターサイクルの形状に合わせて身幅と腕幅は広く、着丈は短め、肩にはエポレット(肩章)とアクションプリーツ、裾・ウエスト周りにはコインポケットや前留め仕様のベルトが施されております。一方、「ロンジャン(UK)= ロンドン・ジャンパー」は前屈みの状態で運転するカフェレーサーのスタイルに合わせてタイトなシルエット、着丈は長め、袖も前傾姿勢に沿う形で立体的な前振り仕様となっております。本商品は「ロンジャン(UK)」の系譜を持ったダブル・ライダースとなります。
「 アメジャン(USA)」と「 ロンジャン(UK)」の 違い とは -。
ダブル・ライダースは広義に " アメリカン・スタイル " と " ロンドン・スタイル " に大きく二分されております。その定義は前述の 米国バイカーズ or 英国ロンドン・ロッカーズ が起源とされております。特徴としては「アメジャン(USA)= アメリカ・ジャンパー」はチョッパーハンドルが主流であったアメリカン・モーターサイクルの形状に合わせて身幅と腕幅は広く、着丈は短め、肩にはエポレット(肩章)とアクションプリーツ、裾・ウエスト周りにはコインポケットや前留め仕様のベルトが施されております。一方、「ロンジャン(UK)= ロンドン・ジャンパー」は前屈みの状態で運転するカフェレーサーのスタイルに合わせてタイトなシルエット、着丈は長め、袖も前傾姿勢に沿う形で立体的な前振り仕様となっております。本商品は「ロンジャン(UK)」の系譜を持ったダブル・ライダースとなります。
本品は「 馬革 」になります -。
馬は駆けたり、飛び跳ねたりと活動量の多い動物です。故に皮膚表面の血筋やシワ、キズが多く主にホースフロント革(首)とホースハイド革(胴)が使われている本品は " 血筋痕 " ・ " トラシワ " ・ " バラ傷 " などの天然皮革由来の特徴がみられます。牛革と比較すると「きめ細か」・「軽い」・「しなやか」なのも特徴。スポーツジャケットとして使われる皮革の厚み・重量は前提として 牛革 > 馬革 > 羊革 の順となります。
Details
- 商品番号:2024090901
- 素材:表地(馬革)・裏地( ポリエステル65%/コットン35% )・袖裏地(ポリエステル100%)
- 黒色
- サイズ: 36(S) / 38(M) / 40(L) / 42(XL) ※UKサイズ
- 公式名:New Manila
- ダブル・ライダース
- ロンドン・ジャンパー(ロンジャン)の系譜をもった形
- アーカイブの仕様を踏襲しつつ改良
- タイトなシルエット
- 長めの着丈
- スナップ留めの襟
- ダブル仕様のフロントジッパー
- エポレット ( 肩章 ) なし
- アームホール後ろのアクションプリーツなし
- 垂直二カ所、水平二カ所のジップポケット
- 各ジップポケットは両玉縁による「ムシ隠し」
- 英国仕様らしいボールチェーンジップ
- レーシング姿勢に合わせた前振り仕様の袖
- 左袖にチケット・ポケット
- 袖口ジッパー
- 縦型三枚パネルの後ろ身頃
- フロント・スナップ二カ所留めの腰帯
- 英国仕様のサイドアジャスターバックル
- 英国仕様のバックル形状
- 生産国:England of UK
- メーカー:James Grose
Maker Story
= JAMES GROSE =
モーターサイクルに歴史あり。創業者の意志がここにあり -。英国はノーザンプトンにて皮革職人であった ジョセフ G グロース 氏。彼はそんな職人である一方、発明を行ったり実業的に事を成す側面もあり、また自ら自転車レースに出場し成績を残すなど、生前は非常にアクティブな人物像であったことがうかがい知れる。そんな折、1876年には同じくノーザンプトンのセントジェームス地区にて自らの店を構え、自転車の組み立て・修理を行い生業を立てるようになる。これが「 ジェームス・グロース社 」としての産声を上げた瞬間と言えるだろう。後に自転車にまつわる特許を取得したり、来たる時代、、自動二輪・四輪自動車の普及にビジネスチャンスを見出し、19世紀末から1920年代にかけて二輪の販売、車体製造、バスやタクシーなどの商用車の製造・運営へと着実に成功を収めてゆくのであった。皮肉にも1914‐1918にかけて発生した第一次世界大戦を経て自動車需要が顕著になり、大衆化され、そのニーズに沿うような形で James Grose 社もオリジナルの自動二輪 " Grose Spur " の生産などにより一段と成長を成し遂げ、ロンドン都心部ともいえる Euston Rd 沿道に拠点を本格的に移し、モーターサイクルアクセサリーの総合ショップとして人気を博すこととなりました。ちなみに現代によみがえっている James Grose 社のモーターサイクルジャケットですが最初に開発がなされたのは1930年頃の事 -。 、、後に数々の偉業を成し遂げてきた創業者、ジョセフ氏が1939年にこの世を去り、その3人の子供たちにより事業が継承されてゆくこととなる。第二次世界大戦後の1950年代には " THE HOUSE OF ALL SPORT " として自動車関連の枠に加え、英国のメジャースポーツでもあるクリケットを始め、その他のスポーツ用品、アウトドア関連用品をも取り扱うデパートメント・ストアになり現代で言う所の「 総合スポーツ用品店 」の様な立ち位置、またロンドン都心部のランドマーク的な存在として地元の人々に親しまれておりました。同、50年代には三人の子供たちはこの世を去ることとなり、1960年頃に James Grose 社は三代目へと事業が継承されてゆきます。不運にも時を同じくして「 イギリス病 」とも言われる英国全土を巻き込んだ長期的な経済の停滞が1960~70年代までつづき、その不景気の波はジェームス・グロース社をも襲うことに。無念にも1971年にはその歴史を一度、完全に閉じることになったのだが40年以上の時を越え、とある倉庫に保管されてたアーカイブ品が奇跡的に見つかり、その数々の仕様たるや 時代、時代 にも左右されることがないであろう実に普遍的な魅力があり、一度は形骸化した「物」と「歴史」に息吹を吹き込むべくロンドンのレザーファクトリーとダッグを組み文字どおり " MADE IN ENGLAND " の看板を掲げながら2016年、今日の James Grose としてその物語が再び紡がれる事となる。そう、百数十年の時を経てその創業者の精神は今日の復活とともに引き継がれる事となる―。
Advise
- 少々タイトめな「 ロンドンライダース型 」のシルエットとなります。各サイズごとの寸法をご確認の上、購入をご検討くださいませ。
- 本レザージャケットは「馬革」を使用しております。馬は駆けたり、飛び跳ねたりと活動量の多い動物です。故に皮膚表面の血筋やシワ、キズが多く主にホースフロント革(首)とホースハイド革(胴)が使われている本品は " 血筋痕 " ・ " トラシワ " ・ " バラ傷 " などの天然皮革由来の特徴がみられます。牛革と比較すると「きめ細か」・「軽い」・「しなやか」なのも特徴。スポーツジャケットとして使われる皮革の厚み・重量は前提として 牛革 > 馬革 > 羊革 の順となります。
- 管理につきましてはレザーウェア(表革)用のクリーナーなどで付着汚れを取り除き、レザーウェア用の保革オイル等を適切な量で塗布し、皮革管理を行ってください。