REYN SPOONER

1962年、ある二人の男たちの出会いにより物語が始まった ― 。当時紳士服店 ❝ レインズ ❞ を経営していたレイン・マッカラー。第二次世界大戦後、旅客航空業界が高度経済成とともに急速に成長していく中、アメリカ本土よりハワイ州までのアクセスが容易になり「これからはハワイが急成長する。」と踏んだレイン氏はハワイへの移住を決断する。一方、1956年よりワイキキビーチにてカスタムメイドのサーフトランクスの製作販売をしていた ❝ ルース・スプーナー ❞。後に二人の出会いにより今日の「レイン・スプーナー」の歴史が紡がれて行きます。当時、レーヨン素材が主流のハワイアンシャツの中で綿とポリエステルの混紡素材「スプーナークロス」を採用し、後に当メーカーの生命線となる素材にまで育つ。図柄を反転させて更に生地の裏側からプリントする製法「リバースプリント」により仕上がった生地はヴィンテージ加工されたような独特な「霞み」具合が出て秀逸。長きにわたり服を育てる楽しみがあるのが魅力なのである。
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