BARRY BRICKEN
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チノーズを始めとするトラウザーズメーカー。ボルティモアはメリーランド大学出身のバリー・ブリッケン氏(1944生まれ)。在学中からブルックスブラザーズやポールスチュアートなどの服を身にまとい人一倍お洒落が好きなのであった。大学卒業後は父の経営するトラウザーズ工場を手伝う傍ら " 最高級のトラウザーズを自社でつくれないものか、、 " パターンメイキングから素材の調達まで日々研究に明け暮れる -。1960年代、ラルフローレン、カルバンクラインなどの U.S. 発のファッションブランドが台頭する中、満を持して地元ボルティモアにて自社のメンズショップを開店。オリジナルレーベル " トラウザーズ・バイ・バリー "を引っ提げ New York にあるアパートのワンルームを借り切り、ポールスチュアートなどを始めとする高級紳士服専門店や大手百貨店への売り込みを始める。当時からバリー氏自身、社交的な性格ではなくどちらかと言うと町工場の" 頑固オヤジ "といった雰囲気。そんな職人気質な人物がこだわり抜いて生み出したトラウザーズはまず本物と言ってよいだろう。チノクロスなどの実用性のある生地を使いながらも仕立て方がドレス仕様にみられる技法が随所に。細やかに配慮、丁寧に施された一本のパンツは正に至高。そう、 " ドレス " と " リアルクローズ " の良いとこ取りなのである。そんなバリー氏の" 作り手 "の精神は時代を越えた現代でも脈々と受け継がれている、、
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